チンアナゴ

いま若い女性の間でひそかにブームになっている生物がいるという。
それは、アナゴ科に属する海水魚の一種で「チンアナゴ」と呼ばれている。

インド洋、西大西洋の熱帯域に分布し、日本では高知県から琉球列島にかけて分布しているらしいが、もちろん水族館でも見られる。

白と黒の斑点模様で、目と口は大きい。

全長は40センチ程度だか、半分くらいは砂底から埋まっていて、何のはずみかはわからないが、その頭を出したり引っ込めたりして、水流にまかされている。

その和名の由来は、顔つきが日本犬の狆に似ていることからついた。
英名は、「spotted garden eel」で、spottedは斑点のあるという意味で、garden ellは砂底から頭を出す生態が庭の草木が生えることに似ていることから名がついたらしい。

若い女性の間でブームになっている理由は、砂底からランダムに引っ込んだり出たりして何を考えているかわからない可愛らしさや、少し怒っているような顔、たくさんの数のチンアナゴが海水をゆらゆら揺れている様から癒しを感じられるからだろう。

水族館に行けばぬいぐるみやストラップ、文房具などのグッズがあり、ゲームセンターではチンアナゴのオモチャがクレームゲームになっていた。
ニコニコ動画では、水族館のチンアナゴの水槽を60時間中継するイベントがあり、かなりのアクセス数があったらしい。

かくいう私も、チンアナゴのキーホルダーを鞄につけたりしている、チンアナゴファンだ。
一般社団法人日本記念日協会という団体がある。
そこは個人や法人が記念日を申請すると審査し、登録してくれるという団体だ。

すみだ水族館が11月11日をチンアナゴの日として申請し、みごと審査に通った。いままで、11月11日は「ポッキー&プリッツの日」というイメージがあったけれど、これからは「チンアナゴの日」としても認識していきたい。

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