すごいおばさん

「毎日が記念日」というセリフをテレビドラマか読んだ小説かで聞いたことがあります。
なので無理やりですが、今日をあえて記念日にすると、「すごいおばさんに会った記念日」ということにします。

今日の午前中の出来事です。
電車に乗って、病院に行くときです。
車内で立っていたんですが、途中で優先席が空いたので、他に立っている人もいないので座りました。

次の駅に着くと、あるおばさんが乗ってきて優先席付近をうろうろしていました。
席を代わろうかとも思ったんですが、年齢もまだ高齢者というわけではないし、なにより電車に乗ってきた時からタバコの臭いがむっと漂ってきたのです。

私の偏見かもしれませんが、たばこが体臭になるほど吸っているなら、健康だろうと判断いたしまいた。
そして、黒色の革のパンツと黒色のコートを羽織って、現役感もありました。

なので、席は代わらないということにしました。
しばらくすると、そのおばさんは優先席付近から入り口の方へと移動していった際に、手に握っていた切符を落としたのです。

落ちたことにまったく気が付いてなかったので私が拾って差し出しました。
そうすると、「ありがとうございます」と言って頭を下げたんですが、その声がガラガラなんです。

よくたばこを吸っている人がそうですが、たぶん想像しているより20倍くらいガラガラです。
車内のお客さんが一斉にそのおばさんを見るほどです。

切符を受け取ったおばさんは自分の黒い小さいバックに入れようとしていましたが、独り言で「このバック入り口が小さくてちっとも入らないよ」などぶつぶつ言っていましたが、その声ももちろんガラガラです。

これを記念して今日をすごいおばさんに会った記念日としたいと思います。

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