野球部のアイドル

私の高校の野球部は県内でも強く、甲子園でも常連です。
その野球部のピッチャーは我が校のアイドルです。

このアイドル見たさに、放課後はフェンスも女の子でいっぱいですし、校舎のからも熱い視線が飛び交っています。
そのアイドルは私の隣に住む、幼馴染みで、実は恋の相談を受けています。

アイドルが恋していけないはずはないのですが、嫉妬から相手の女の子が何かされてはいけないので、とにかく告白するのも大変です。
この事は私しか知らないので、バレたら私の信用はガタ落ちでしょうし、一生恨まれそうです。

好きになった女の子というのは、1年生のバスケ部の子です。
私も知っている子ですが、特別かわいいわけではないにしろ、どこか魅力のある子で、とにかく目立ちます。

私の同級生の中には、生意気だという子もいますけど、おそらくそれは嫉妬でしょう。
二人を近づけるにもいつも取り巻きがいて、それは無理です。
そこで幼馴染が書いた手紙を私が渡すことにしました。

明日いよいよ決行です。
本当にドキドキです。

食材

専業主婦をしていると思わぬ出会いがあることを知りました。
それは、食材との出会いです。
出会いの場は、もちろんスーパーがメインですが、時には農家の無人販売所であったり、青空市場であったり、最近ではスーパー銭湯の隅に地元の農家の方が卸したものがありました。

忙しく社会人をやっていた頃は、一週間のメニューをだいたい決めていました。
月曜日はハンバーグ、火曜日はカレー、水曜日は魚、という風に。
そして、仕事が終わったら、最寄のスーパーに行き、必要な食材を急いでスーパーのカゴへ入れ、レジを済ませ、家に帰って作っていました。
急ぐあまり、必要な食材以外がまったく目に入っていなかったのです。
しかし、専業主婦には時間があります。
もちろん、その日の夕飯のメニューは家を出る時から決まってはいますが、スーパーに着くと時々香りにはっとさせられることがあります。
ちょっと甘酸っぱい香りのイチゴが店頭に並べば冬の訪れを感じます。
そして視覚でもあります。
赤と黒のコントラストはやはり夏のスイカでしょう。
このように春夏秋冬を食べ物から感じることができます。
そして、決まった食材を手にとっていた働いていた頃と違うのは、その隣の食材に目を移すことができるようになりました。
そうすると、蕗、銀杏、栗、白菜など旬な野菜や果物がいるではありませんか。
人との出会いは少ない専業主婦ですが、その代わり旬な野菜たちと出会うことができました。
おかげで料理のレパトリーも増えたし、さて今日も素敵な出会いを求めてスーパーへ行きましょう。

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