思い出にひたれる季節

クリスマスの定番の曲が流れてくると、ふしぎに思い出すことがいくつかありますね。
その中には、大切な思い出もあって、それは本当にちょっとしたことなのに、必ず思い出すものなのです。
私の街ではクリスマスに雪がふるなんて、そんなロマンチックなことはないし、街はロマンチックを通り越して、ただただお祭り騒ぎの用にクリスマスを理由にして騒いでいます。

でも、教会の前を通ると、そこだけは、本来のクリスマスの様相をしていて、その道は、二人にとっては、ただ歩くだけで楽しい道でした。
いつもの通学路を帰ると、ここは通らないです。
だから、二人きりで帰れる時だけ、その道を使っていました。
真っ直ぐな道で、両脇は、もともと武家屋敷だったためが、敷地の広い背の高い塀に囲まれていました。
そんな道を、二人で歩いていると、時間がゆっくりになるような不思議な感覚があって、教会の前に経つと、その時だけは時間がとまっているような気がしていました。
普段話す進学の話や、家のことなどははなさず、クリスマスってさ、といった会話をしていたような気がします。
教会の周りだけは神聖で、世俗の話はしちゃいけないような気持ちになるのがクリスマスだったのです。
この教会は町の高台にあったので、そこを過ぎて次第に町のなかにおりていくと、げんきんなことに私たちも、プレゼントの話をしたり、パーティの計画を練ったりしていたのすけどね。
でも、そんなクリスマスにもかかわらず、いつも思い出すのは、教会でちょっとロマンチックな雰囲気を楽しんでいた時間のことばかりなのです。

恋の思い出は忘れられない

男を見る目

初めて好きになった芸能人は、藤木直人さんだ。
5年くらい前に「花より男子」というドラマが流行った。
井上真央さんが主人公、牧野つくしを演じ、彼女を取り巻くF4として松本潤さんが道明寺司、小栗旬さんが花沢類を演じ、かなり話題になった。

しかし、この「花より男子」の第一次ブームはそれよりもさらに10年くらい前にきていた。
私は中学生で、まずは原作の漫画が学校で流行った。
おこずかいをやりくりして漫画を買って読み、友達に貸して内容について話し合った。
話し合ったと言っても、自分なら道明寺がいいとかやっぱり花沢類がいいとか、そんなくだらないことだったような気がする。
しばらくすると、映画化された。
牧野つくしを内田有紀さん、道明寺司を谷原章介さん、そして花沢類は藤木直人さんが演じていた。
私は友達と映画館に観に行って、一目で藤木直人さんが好きになった。
高身長で甘いマスクと声、確実に身近にいないタイプだった。
好きな芸能人ができると友達から友達に広がり、みんなが雑誌の切り抜きを持ってきてくれて、いろんな情報が入ってきた。
双子であること、高学歴であること、歌を歌うこと、モデルをしていたこと…などなど。
ただ、今ほど話題にもならなかったから、私以外に藤木直人さんが好きという人が現れず、人知れず好きっというものに変わっていった。
でも、いまはどうだろうか。
ドラマに出たり、30分番組のMCをしたり、活躍をしている。
みんなが知っている俳優さんだろう。
今見てもやっぱりいいオトコ。
歳を重ねただけの魅力がある。
私は声を大にして言いたい。
私は中学生の時から彼に目をつけていた!
どうだ、見る目あるだろうと。

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